あんまり信心と関係ないけど。
20年ほど前、ある女性アーティストのファンクラブに入っており、ファンサイトの掲示板に頻繁に書き込みをしていた時期があった。
そこで、その女性アーティスト以外で好きなアーティストを自己紹介的に書く流れがあって、私はそこにB'zが好きだ、という事を書き込んだ。
するとある人が
「自分はコレコレこういう理由でB'zがすごく苦手なんだ」
と返信してきた。
言葉は柔らかかったが、正直かなり腹が立った。
私がしつこくその人に
「B'z聞いてみてくれよ!すごくいいから!」
と勧めたりしたのであれば、
「いやぁ、ちょっとB'zは苦手なんだよね」
と言ってくるのは構わない。
そういう訳でもないのに、人が好きだというものをわざわざ否定する必要があるだろうか?
いや、無い!
でもその時は場の雰囲気を壊したくなかったので、スルーした。
先日も、ある友人が、
「熱血系の人が好き、特に藤岡弘、が大好き」
という話をしてきた。
それに続けて
「でも松岡修造は嫌い」
という事を言ってきたので
「好きな人を言うのはいいけど、わざわざ聞かれてもいない嫌いな人を言う必要は無いのでは?アレが嫌い、コレが嫌い、という話をされていい気分はしないよ」
と答えた。
「食べ物の好き嫌いを言うのと何が違うの?藤岡弘、を好きなのも自分のアイデンティティー、松岡修造を嫌いなのも自分のアイデンティティーじゃない?」
「それはそうだけど。この話を松岡修造が好きな相手にしたら、ケンカになるかもしれないよ。逆の立場で、自分が好きなものを嫌いって言われたらどう思う?」
「別に、ああ、そーなんだ、って思うだけだけど」
その松岡修造嫌いを自分のアイデンティティとして、何を差し置いても相手に伝えたい重要な情報であるのなら、言っても構わないけど。
相手が松岡修造好きだった場合、嫌な思いをさせてしまうリスクがあるのは間違いない。
人間関係を円滑に進めたいのであれば、そういうリスクはなるべく排除すべきだと思う。
そんなような事を言ったのだが、あまり彼には納得してもらえなかった。
以前、仕事中に流れていたテレビを見ながら先輩が
「俺、この人嫌い」とか
「この音楽、大嫌いなんだよねー」
と、口を開けば嫌いなものばかりを並べる方がいた。
その先輩がどんな人間かを誰かに説明するとしたら、
「◯◯と××と△△と□□が嫌いな人」
としか言えないよ。
アレが嫌い、コレが嫌い、という話ばかりを聞かされると、疲れてしまいます。
何かの漫画で
「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ」
というセリフがあって、本当にその通りだと思います。
といいつつ、
「”嫌い”ばかりを語る人が苦手」
と言ってしまっている私。
まあ、そこはご勘弁を。
私は
B'zが好き!
北斗の拳が好き!
G-SHOCKが好き!
夏でも熱いお茶が好き!
写真を撮るのが好き!
鶏肉が好き!
芋焼酎お湯割りが好き!
ホラー映画が好き!
好きなものを挙げたらキリがありません。
どんどん”好き”を語りたいです!