創価学会男子部・ゴチえもん BLOG

創価学会男子部の私が、日々の活動や思うことについて色々書き綴ってみます。

サルでもわかる集団的自衛権

集団的自衛権の行使容認、閣議決定がされた今でもイマイチよく分からない人もいるかと思います。


当然、様々詳細に解説してあるサイトもありますが、本当に興味を持って読み込まないとなかなか理解できなかったり。
正直、私自身も細かい部分はあんまりわかっていません!
しかし、徴兵制になる、とか、他国防衛に自衛隊が派遣されて戦争に加わる、と思っている方々もいるかと思うので、そんな事はないよ、という事を簡単に説明してみようと思います。

 

まず、個別的自衛権集団的自衛権の違いについて。


個別的自衛権→日本が攻撃されたら戦う。

集団的自衛権→仲の良い国が攻撃されたら、その国を守るために戦う。


という事なんですが、今回の閣議決定では、公明党の強い反対により、集団的自衛権に条件が付きました。
以下、原文の一部の抜粋です。

 

「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合において、これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限度の実力を行使することは、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断する」


これを思いっきり簡単に言うと

「仲の良い国が攻撃されることによって、日本と日本国民が明らかにヤバイ時だけ、戦う。」

と、いう事です。


しかし、他国が攻撃されて、日本と日本人がヤバイ、という状況自体、まずあり得ない、との事。
つまり、集団的自衛権という名称ではありますが、結局は個別的自衛権となんら変わらない状況にまで公明党が持ち込んだ、という事です。

田原総一朗さんのブログでもそう言ってます。

http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=1258

 

また、
公明党は権力にしがみつきたい一心で連立離脱は避け、集団的自衛権を受け入れやがった、今後は「平和の党」を名乗るな!」
などという見方もされています。

全く違います。

集団的自衛権なんて受け入れられない、そんな自民党とはもう連立できない」
と言って連立離脱したら苦労はしなかっただろうし、パッと見カッコ良かったのかも知れません。

しかしそれでは自民党の思う壺で、集団的自衛権を一切の条件無しで丸ごと認める形になっていたでしょう。
世間からどう思われようが、連立は継続し、なんとしても憲法9条を守る必要があったのです。


この結果に持ち込む事は、法律的に非常にややこしい問題があったそうです。
公明党には、法律の専門家である弁護士出身者が、国会議員51名中10名おり、他党と比べて圧倒的に高い弁護士率との事。
公明党でなければこうはいきませんでした。
公明党は紛れもなく「平和の党」です。

アンチが揶揄する例の言葉で表すならば…

公明党、大勝利!!」

ってトコなのです。

 

と、頭悪いなりに頑張って難しい事書いてみました。
あまり細かい事突っ込まれると多分答えられません!