勤行しないと罰が当たる?
罰が当たる、は極端過ぎますが、真面目な学会員の中には、勤行や唱題をサボると良くない事が起こる、何をやってもうまく行かないんじゃないか、と不安になってしまう人がいます。
特に二世や三世で、物心ついた時から勤行唱題をするのが当たり前になっている人に、そういう人が多い気がします。
昔(朝は五座、夜は三座の勤行をやっていた時代です)、
「朝に勤行できなかった時は、夜に八座の勤行をする。」
と言っていた先輩がいました。
おそらく先輩も、勤行をサボってしまうと不安で仕方なかったんでしょう。
朝の分も夜にまとめてやる、というのです。
そこまでしなくていいんじゃないか、と当時から思っていましたが、それで本人の気が済むなら良いんだろう、とも思います。
信心するのは義務ではなく、権利です。
勤行唱題も同じです。
勤行しなかったからといって、その日がマイナスでスタートする訳ではありません。
信心していない人は、毎日勤行せずに普通に過ごしているんですから、学会員だって勤行しなくたって普通の一日が過ごせるでしょう。
だから勤行しなくていい、と言ってるんじゃないですよ。(笑)
勤行した方が良いに決まってます。
朝からしっかりと勤行唱題をして、一日の勝利をご本尊に誓えば、プラスでのスタートとなり、全てが自分にとって良い方向へ向かいます。
出来なかったからといってその日一日を不安に思いながら過ごす事自体がマイナスになってしまうので、過ぎた事は気にせず、前向きに行けば良い、という事です。
出来なかった分、通勤中の胸中題目で取り返そう、くらいの思いでいいと思います。
私自身、朝が弱く、ちょいちょい寝坊して
「今日は三遍で勘弁」
という事がありますが、それを正当化するためにこんな記事書いている訳では無い事を、ここに記しておきます。